よく食べに行く本格タイ料理レストラン「メサ」のメニューは、タイ語なのでよくわからない。聞けば、タイに住む息子さんが作ったものだという。そこにママさんががんばってカタカナの料理名を書いたシールを貼っていたが、そのカタカナがまた読みにくい。

たとえば、複数の料理名に「カノチン」と書かれているが、検索してもそれがなにかはわからない。カノチンレッドカレー、カノチンナームヤータイ、カノチンナームヤーパーという具合だ。お客さんはその都度ママさんに「カノチンってなんですか」と質問することになる。私も例に漏れず聞いたが、最後までわからなかった。(のちに、「カノチン」とは「カノムチン」=米粉を原料としたタイのそうめんだと判明)
さらに、メニューに載っていないお料理も提供している。そういったものを整理して、わかりやすいメニューを作ることになった。ママさんはずっとメニューをなんとかしたかったそう。


通常はお料理の写真とテキスト素材はご用意いただくが、タイ人のママさんには難しいので、今回に限ってはママさんから聞いたこと、私が食べて感じたこと、ネットで調べたことなどを元にすべて私の方でコツコツと作っていった。
9月から制作を開始して4ヶ月以上かかった。完成したと思うと、やっぱりデザートもちょっと入れようとか、メニューを増やそうとか言う。昨今の物価高もあって、作りながら料金も何度か変更した。ママさんは日本語がわからないから、タイ語も書き添えた。そんなふうにして、ようやく注文しやすいメニューが完成した。ディナーメニューも同時に制作させていただいた。

お料理写真をきれいに見せたかったので、今回もセブンイレブンのネットプリントを利用して印刷し、ラミネートした。お店の外にも掲示すれば、新規のお客さんも入りやすくなると思う。
私のおすすめは、ココナッツミルクで煮込んだ「トムカーカイ」と、昨年末無形文化遺産に登録された「トムヤムクン」に米粉の麺を入れたもの。メサのママさんは臨機応変に具材や麺の変更に応じてくれて、お客さま好みに作ってお料理を提供してくれる。


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