表面
裏面
制作時期 | 2020年11月 |
デザイン料 | 圧着往復ハガキL折り 6面 70,000円〜 |
印刷料 | 実費ご請求(4色印刷 / 1000枚 15,310円〜) |
納品方法 | 印刷会社から直送 |
愛友酒蔵さんの通販用DMハガキをデザインさせていただきました。年末にお得意様にお送りするハガキで、1面が圧着されています。めくって切り取ると、通信販売の注文票として使うことができます。返信ハガキに切手を貼って注文というアナログな方法で注文が来るだろうかという心配をよそに、常連さんにはこの方法が定番だったりします。
オンラインショップで全商品購入できるので、できればスマホやPCからご購入いただきたいところですが、まだまだハガキやFAXでのご注文の多い愛友酒造さん。1804年創業の老舗酒造さんには、長いお付き合いのお客さまが多いのです。
通常は掲載する文章や写真などの素材をご用意いただきますが、このハガキはすべておまかせで、オンラインショップ制作の際に撮影した商品写真、酒作りの様子など、すべて弊社で撮影した写真を使用しています。
圧着往復ハガキの種類
この6面のハガキは、どの面とどの面が圧着されるのか、デザインしていると構造がわからなくなってきます。印刷しては切り取り、貼り付け、実際の形に折って確かめながら仕上げていきました。
圧着往復ハガキ(6面)には、「L折り」と「Z折り」があります。今回は、「L折り」で制作しました。ところが、この印刷会社さんのテンプレートどおりに作ると、のちに大きな問題が起きます。
圧着往復ハガキ L折り
圧着往復ハガキ Z折り
問題発生と解決策
完成したハガキをいざ郵便局に持参すると、料金別納郵便が使えないことが判明。印刷会社さんのテンプレートを利用して制作したので、送れないわけがないと私も郵便局へと走りました。しかし、往復ハガキ扱いになるので、切手を貼らなくてはならないとのことでした。返信用のハガキ部分も圧着されていれば、料金別納郵便でまとめて送ることができたようです。
そして、数千枚の切手を貼るのを回避するために、シール付きのクリアポケットに入れて送ることに。ポストカードがぴったり入るサイズの透明な封筒に入れてしまえば切手を貼らず、料金別納料金で送ることができます。この封筒、100円ショップで1袋に28枚入り。大量に購入しなければならないため、潮来、鹿嶋、神栖の100円ショップにある同商品を買い集め、夜な夜な封入作業をしました。
この件、印刷会社さんにも報告させていただいたのですが、返信はありませんでした。とても残念です。
切手を貼らずに無事届く
郵便局へ持ち込むと、今度は無事受け付けてもらえたようです。しばらくして、弊社にも無事DMが届きました。切手を貼ることなく、料金別納郵便です。愛友酒造の兼平社長、常連のお客さんなどには宛名シールを貼るのと同時に手書きで一筆入れたり、細部まで心がこもっています。デジタルに慣れてしまうと、この手書きのひと言に心が温かくなります。
結果的にハガキ料金ではなく、手紙の料金になり、予期せぬ封入作業も発生してしまいました。それでも、12月上旬に一斉に郵送できたのはなによりでした。透明の封筒で別納郵便した経験から、今後はハガキサイズではなく、もっと大きいサイズのチラシを作成して、封入してもいいかもしれません。
ハガキなどのデザインも随時承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。
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