2016年2月にアスリートフードマイスターの資格を取った。受験する前に友人に相談したら「一緒に取る!」と言ってくれて、同じ時期に一緒に受講した。当時、受験料が68,000円となかなかの金額だったので、軽い気持ちではちょっと受講できない。やるなら覚悟して挑んで、学んだことは活かしたい。講師の方々も本気で時間ぎりぎりまで指導してくださった。だから教わるこちらも本気で取り組んだ。
震災後、サッカー日本代表専属シェフの西さんのお手伝いをさせていただいた。その頃、西さんの聖域ともいえる調理場に一緒に立った経験が強く影響して、アスリートの食事について深く学びたいと思ったのだった。一緒に受講した友人も、当時何度も福島のボランティアに同行してくれた。そして、彼女もまた特待生でアスリートフードマイスターに合格した。
あのとき学んだことは、思いがけず自分自身に活かされている。鹿島アントラーズの町に住んで2年、アスリート食を作る機会にも恵まれた。そのことはまた後日書こうと思う。
アスリートフードマイスター、ローフードマイスターで、料理研究家でもある友人が久しぶりに鹿嶋にやって来て、マーブル食堂をやってくれた。地元野菜をたくさん使ったメニューが並ぶ。メインはピェンロー鍋。舞台美術家の妹尾河童さんが著書「河童のスケッチブック」で紹介し、 一躍有名になった白菜と春雨のヘルシーな鍋だ。前日から干し椎茸を水で戻しておいたようで、鍋ごとキッチンに持ち込み、手際よく調理していく。(私は見ているだけ)
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東京から来る前に、千葉県香取郡にある「寺田本家」に立ち寄ったようで、とびきりのお酒を持ってきてくれた。わが家から車で40分くらいなのだが、私は行ったことがない。そのことを「もったいない!寺田本家がこんなに近いのに、行かないなんてあり得ない!絶対行かなきゃダメ!お蔵フェスタにもぜひ行ってみて!」と恐ろしく勧められた。
ニンニクで炒めた菜の花の上には、つみれでつくったハンバーグ。炊き上がった炊飯器を開けると、昆布が入っていた。旨味をたっぷり含んだごはんは、日田天領水で炊いたもので、お米の弾力がいつもとは格段に違った。ピェンロー鍋は、とっておきの塩と七味でいただく。
サラダには実身美(sannmi)の酵素ドレッシングを。これは、アランジアロンゾさんが贈ってくださったもので、一人でいただくのはもったいないなと思っていたのだ。淡路島の玉ねぎを主原料にしたごちそうドレッシング、とってもおいしかった。
ごちそうさまでした!
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