2020年7月から、レジ袋が有料化になった。そのことで、愛友酒造さんのトートバッグをつくって、レジ横で販売してはどうかとご提案させていただいた。今回もまた、昔の風呂敷デザインをデジタル化した酒樽のイラストを使う。
制作時期 | 2021年5月 |
デザイン料 | 初期費用0円プラン / 印刷枚数に応じて1枚あたり50円 |
印刷料 | 実費ご請求(シルクスクリーン 1色印刷) |
納品方法 | 印刷メーカーから直送 |
トートバッグの形、素材、価格について考える
1枚2000円を超えるトートバッグは、気軽に買える価格帯ではない。1000円ならどうか。まだ高い。まずはたくさんの方に使ってもらえるように、低コストでつくってみることにした。低コストとはいえ、お酒を入れてあっさり破れてしまっては困る。繰り返し使えるくらいの強度は欲しい。
最初は価格を抑えることでなるべく多くの人に使用していただき、販促アイテムのような役割を持つバッグにしたい。打ち合わせを重ねて、方向性が決まっていった。
このトートバッグを第一弾として、もっと丈夫なキャンバス地のバッグや、サイズ違いも展開していく計画だ。
シンプルな生成にゴールドインク
予算などの条件に合うトートバッグのメーカーを数社探しだし、比較検討していく。その中で、最終的に選んだのは「生成にゴールドインク」という組み合わせだ。ナチュラルな生成にゴールドは、同系色で馴染むだろうか。それとも、ギラギラと派手さが強調されるだろうか。
ゴールドインクの発色は、実際に作ってみないとわからない。やってみるか。
トートバッグが完成する
納品されたトートバッグがとてもよかった。日本的であり、格好よくもあり、かわいらしくもある。薄手のシーチング生地だが、縫製もしっかりしている。これなら日本酒を入れても大丈夫だ。
心配だったゴールドインクは、光の当たり方によってキラッと鮮やかに発色するが、意外と派手さはなかった。生成によく馴染んでいる。
愛友酒造さんは毎年、鑑評会などで金賞を受賞している「金賞受賞蔵」だ。そのこともあって今回はゴールドインクを選び、目を引く大胆な図案で制作することになった。あまりにいい出来だったので、欲が出た。当初予定していた500円で販売するのは安すぎる気がしてきたが、現在も愛友酒造さんのレジ横で500円で販売されている。たくさんの方に手に取っていただけたらうれしい。
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