昔のデザインを現代に蘇らせる -2(ステッカー編)

潮来市にある愛友酒造さんのステッカーをデザインさせていただいた。昔のデザインを現代に蘇らせるプロジェクトの続編で、販促グッズがないことを兼平社長が話していたことがあった。

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販促ツールとしてのステッカー作成

以前、兼平社長がお酒のイベントで海外に行ったとき、会場でとても人気があったのはこういったいかにも日本的なデザインのステッカーだったそう。他の酒蔵の参加者が、ステッカーをたくさん持参したことで、海外の方がたくさん群がっていたと聞いた。一方、愛友酒造さんは販促グッズがなかったと聞いて、今回こうして形になった。

オンラインショップでお買い物した方、酒蔵見学の記念としても活用していく。そして、普段お世話になっている方にも。愛友酒造さんと関わる方に、喜んでもらえるようなステッカーになったのではないかと思う。

デザインのポイント

DESIGN POINT
  • ひと目で酒蔵だということがわかる酒樽のイラスト
  • 茨城県潮来市の酒蔵であることがわかるように住所、電話番号を入れる
  • 1804年創業の老舗であることがわかる
  • ウェブサイトにアクセスしてもらえるようにURLを入れる

直径7.5cmのステッカーに、必要最低限の情報をシンプルにまとめた。

今年は新型コロナウィルスの影響で、お酒のイベントはほとんどが中止になってしまった。次回、兼平社長が海外のイベントに参加する際は、たくさん持参していただきたい。私もこのステッカーをトランクに貼って、また海外を旅したい。

ステッカーのバリエーションを増やす

最初はスタンダード色の黒で制作した。

その後、愛友酒造さんのコーポレートカラーでもある落ちついた赤で制作。バリエーションが増えた。さらに、夏にちょっと涼しげな色合いのステッカーを作りたいというご依頼があった。ブルー系は愛友酒造さんのカラーではないので躊躇したが、ステッカーという遊び心のある販促ツールだからこそ、試してみてもいいのかもしれないと思い、制作することになった。こうして、カラーバリエーションが広がっていった。

長いコロナウィルスの拡大が落ちついてきた2023年、愛友酒造さんが海外出張に出かけるという。ステッカーの出番がきた。海外用のステッカーは、海電話番号は省略し、さらに日本語版にはないこんなフレーズが入っている。

“In heaven There Is No Sake”
天国に酒はない! 生きているうちに飲め!

愛友酒造ステッカー(ピンク)

アメリカ出張でこのステッカーを手にした方が、クスッとしてくれたら大成功だ。黒、赤に加えて、新たにピンクができた。これはほろ酔いバージョン。ステッカーというアイテムだからこそできる遊びだ。

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