植田直通選手の後援会からご連絡いただいたのは9月中旬頃、「赤い応援Tシャツを作りたい」とのご相談だった。植田選手は鹿島アントラーズの選手でサッカー日本代表にも選出されている。

地元、熊本県宇土市の後援会が、9/30に開催されるサガン鳥栖vs鹿島アントラーズの試合に向けて、応援バスツアーを企画。その数、バス3台! 総勢130名以上! さらに、ご家族やご親戚も含めると、総勢200名近い大応援団が鳥栖に集まるとのこと。宇土市から会場のベストアメニティスタジアムまでは車で1時間半ほど。彼らがみんなお揃いの応援Tシャツを着ている姿を想像して、早速デザインを始めた。「間に合いますか?」と聞かれたが、必ず間に合わせたい。

植田選手が鹿島アントラーズの選手として九州に凱旋するのは、たぶん初めてのことだったと思う。去年はリオデジャネイロオリンピックの日本代表で不在、その前の年はベンチ外で、チームに帯同することはなかった。植田選手が九州に帰ってくる! その勇士を楽しみにしている様子は、後援会からのお電話でもよく伝わってきた。その気持ちを形にしていく。

 

後援会のご依頼は「わかりやすいデザイン」。

背番号「5」は必ず入れよう。名前も必須。だけど、日本語で「植田直通」と入れてしまうのは、わかりやすいけれどちょっとどうかな。それから、みんなの思いも込めよう。「Keep Going!」は「立ち止まらず、突っ走れ!」という植田選手へのメッセージ。もっともっと強く、もっともっとサッカー選手として先へ! そんな願いを込めた。

「わかりやすいデザイン」について、あらゆる情報を整理して考え尽くす。Tシャツの背面はこれに決まり。きっと、スタジアムで大勢の人たちがこのTシャツを着ていたら、植田選手の応援いっぱい来てる!ってわかりやすいはずだ。

 

デザインしたものを出力して、実物をイメージする作業を何度も繰り返していく。近くで見た印象と、遠くから見た印象は異なる。一人の時と大勢集まった時をそれぞれイメージする。適度なサイズが見つかるまで、1pixcelまで調整していく細かな作業が続く。

バスツアーには、宇土市のサッカーチームの子供たちが多く参加していたので、子供たちにも「格好いい!」と思ってもらえるようなTシャツがつくりたかった。後援会の事務局長さんは、中学時代の植田選手にサッカーを教えた方で、現在は小学生にサッカーを教えている。今後、このTシャツを紅白戦でも着せたいという意見も考慮して、大人も子どももみんなが気に入ってもらえるように、魂込めて仕上げていった。

 

Tシャツの前面には、植田選手の顔写真を入れて欲しいという要望があった。著作権の問題があるので、オリジナルの写真を使用しなければならない。そこで、鹿島アントラーズの選手写真をいつも上手に撮っている地元鹿嶋の友人にお願いすることにした。去年、リオデジャネイロオリンピックの応援Tシャツをつくったときと同じ写真だ。

 

植田選手は身長186cmで、空中戦では絶対的な勝率を誇っている。インタビューでもよく「1対1では絶対負けません!」と話しているので、「NEVER HAVING LOST(絶対負けない)」という植田選手らしいフレーズを大きく使うことにした。字体はゴシック系で、力強い感じ。とはいえ、スッキリとスマートにデザインをまとめたい。

さらに、植田選手を応援する地元の皆さんの気持ちを表現したいという思いでこんなメッセージを加えることにした。

 

We are proud of Naomichi Ueda.I’m on your side anytime.
おれたちの誇り植田直通。どんなときも私たちがついてるぜ!

 

このフレーズがあまり大きいと、なんだか恥ずかしい。地元後援会の皆さんが遠くからいつもそっと応援しているような、そんな気持ちをイメージしながら、サイズを調整していく。

Tシャツの前面は、こんな感じになった。

世界で一番植田選手を応援している人たちが着るものだから、誇らしいTシャツをつくりたかった。問題は、納期。そもそもTシャツ200枚を1週間で仕上げて発送してくれる業者などあるのか。デザインと並行してメーカーとの厳しい交渉が続いた。

 

応援Tシャツ発売中です

 

植田直通選手の応援Tシャツ(1)
植田直通選手の応援Tシャツ(2)
植田直通選手の応援Tシャツ(3)

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