6月頃、茨城県潮来市の愛友酒造さんで、お酒を入れるバッグを作ることになった。ちょうど全国的にプラスチックバッグの有料化が始まった時期だった。

新型コロナウィルスが拡大していく中、3月頃からマスクが消えた。小さい頃から洋裁が趣味なので、時間を見つけてはマスクを縫った。10枚、20枚、50枚と縫っていると、海外からも送って欲しいと問い合わせが来るようになった。

久しぶりに外の空気を吸ったのは、愛友酒造さんの酒米を作っている高野さんの田んぼに出かけた時だった。「ステイホームとはいえ、ずっと家にいたら体に悪い。ちょっと田植えにでも顔を出せ」とおっちゃん(高野さんのことを私はこう呼ぶ)に声をかけてもらい、手作りマスクをして田んぼへと出かけた。

久しぶりの太陽があまりにまぶしかった。そこには愛友酒造の兼平社長の姿もあって、翌日手作りマスクを作ってお送りすることになった。「酒バッグプロジェクト」は、この手作りマスクが発端だったように思う。兼平社長は、布製のハンドメイドにこだわっていたので、まずは私が試作を作ることになった。

  • 布製のハンドメイド
    丈夫で繰り返し使える。畳んで持ち歩ける。
  • 四合瓶(720ml)が箱ごと入るサイズ。
  • マチ付き、手に持ってちょうどいい長さの持ち手。
  • まずは20点から、店頭販売。

老舗の酒蔵が「酒バッグ」というオリジナルブランドをつくって販売することは、おもしろい試みだと思う。日本酒をより親しみやすく、カジュアルに捉えることにもなる。男性的なイメージの強い日本酒を、女性にも楽しんでもらいたいという思いも、この「酒バッグ」につながっている。

試作を見ていただいて、本制作に入った。生地は愛友酒造さんのお酒に似合うような生地をユザワヤさんで選んで買い求めた。愛友酒造さんにはこれまでにないカラフルでポップな商品になり、店内を華やかに彩っている。

小さく畳んで持ち歩ける。
バッグの内側に刺繍の織りネームを縫い付けた。
四合瓶サイズに作った酒バッグ。一升瓶も入る。

愛友酒造さんの酒バッグ、まずは20枚から販売を始めた。店頭とオンラインショップでも取り扱っている。

反応を見て縫製工場に依頼したり、形のバリエーションを増やしてもいいかもしれない。まずは、老舗酒蔵の新たな酒バッグプロジェクト、最初の一歩がスタートした。

スポンサーリンク